関東歯内療法学会2020年第19回学術大会・総会は、1月27日（日）、秋葉原コンベンションホールにて開催いたします。この度、本大会の大会長を仰せつかりました平井　順です。
今回のテーマは、「再根管治療のここがポイント！根管充塡材の除去」です。
中でも再根管治療は、前医の治療の問題点の改善に向かって全力でリカバーするわけですが、その技術力や労力は数倍ともいえることをまず覚悟する必要があります。特に根管充塡材の除去の過程において、多発する穿孔や、根管の削片や内容物の押し出、根尖孔の破壊といった新たなリスクを回避するために何をすべきか大いに悩むところです。
午前の部では基調講演として、新進気鋭の3名の先生方、田中　浩祐　先生（東京都港区　石井歯科医院）、田中　利典　先生 （東京都杉並区　川勝歯科医院）、 吉岡　俊彦 先生　　（広島県広島市　吉岡デンタルキュア）に御登壇頂きます。
教科書や書籍ではあまり見受けない根管充塡材の除去という感染根管治療では欠かせないステップとなりますが、臨床症例を提示してもらいながら、実践的な講演が行われる予定です。午後には5人の先生方に歯内療法に関わるあらゆるテーマでの一般口演が行われます。専門家として心がける点や明日の臨床に直結する興味深い内容のご発表です。口演発表が鈴木賢策賞の対象となります。参加の先生方の投票により決定いたしますのでよろしくお願いいたします。その後、18回大会のテーブ受賞講演ルクリニック発表で学会長賞を得ました岡口　守雄　先生の受賞講演があります。
今大会も、また、学会終了後には恒例の懇親会と一般口演に対する鈴木賢策賞授与があります。演者の先生方に掘り下げた質問が出来る機会ですし、関東歯内療法学会の会員間の親睦を図る絶好の機会ですので、奮ってご参加ください。
令和になって初めての新時代の幕開けにふさわしい大会となること必至ですので多くの先生方の参加を関係者一同、心よりお待ち申し上げます。
 

関東歯内療法学会2020年第19回学術大会・総会　大会長
平井 順